ついにNYダウが27200目前…さらに1ドル109円近い円安と、売る人にとっては最高の相場、これから買うという人は様子見したくなる相場になってきました。
自分は既に相当ポジションを取っていたので、含み損から含み益になったこのタイミングで大部分を売り、一定の株は残しつついずれ来るであろう暴落に備え現金を増やしたところです。
詳しくは以前の記事を御覧ください
この現在の株高の理由は色々な要因がありますが、一番はアメリカと中国の貿易交渉において部分合意されることが濃厚になったからです。
しかし、相変わらず米国及びトランプ大統領のファーウェイへの圧力は続いており、知的財産権等の米国が一貫して求めてきた核心部分についての合意は無いと見られることから市場の警戒はまだ続いているといったところです。
個人的な意見ですが、これから米国株を始めようという方について今は大きくエントリーするタイミングではないと考えています。
この通商交渉の部分合意は、最近発表された米国の経済指標が悪化しはじめたことや、中国のGDP成長率が歴史的低水準を記録し米国との貿易戦争の影響が顕著に出てきたこと等から、これ以上はお互いの不利益が大きいと米中の思惑が一致したに過ぎません。
抜本的な解決は何一つしておらず、今の株高はトランプ大統領と習近平の都合で薄氷の上に成り立っているものであり、あくまで一時的な停戦に過ぎないのです。
米国と中国の状況が落ち着けば再び貿易戦争は激化し株価が大きく下落することは容易に想像がつきます。
しかし、問題はそれがいつか分からないことで、今も強気にポジションをキープしている投資家もいれば、早々に現金や債権に逃げ出した投資家もいるという状況です。
こういう状況下では、一定の現金を保持しつつ株価が下落したタイミングで少量を買い増し、そして株価に関わらず毎月一定の金額を機械的に積み立てることをオススメします。