投資と哲学

Re:損から始まる投資生活

長期の資産運用は米国株式への分散投資がベストである理由

今回は全米株式投資についての記事になる。

実は少し前に楽天証券で楽天全米株式インデックスファンドという投資信託を買った。

それ以外に個別株式や他の投資信託も買ってはいるが、今後も全米株式をメインにしていく予定だ。

このインデックスファンドはアメリカのダウ平均株価と連動するように分散投資を行うもので手数料が非常に安いことが特徴である。

なぜ、私が数ある投資先の中でこれをメインに選んだのかという理由を説明したいと思う。

 

まず、以下のデータを見てもらいたい。


NYダウ平均株価の推移

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上のグラフはアメリカ合衆国の1980年からのダウ平均株価の推移だが、短期的な視点で見ると上げ下げはあるものの、長期で見ると一貫して右肩上がりになっていることがわかる。

2009年に大きく株価が下落している箇所があるが、これは戦後最大の金融危機と言われるリーマンショックである。

大きく下落した後は急激に株価が戻り5年ほどで元値まで戻りさらに5年でおよそ2倍に伸びている。

リーマンショック直前の最高値で買ってしまった人も株価暴落時に売らず株を持ち続けていれば結果的に得をしていることがグラフから読み取れる。


直近5年のスパンで見た場合も同様に株価は右肩上がりで伸びている。

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これは2019年現在に至るまで、ダウ平均株価と連動した投資を行い、ある程度の期間持ち続けていればどのタイミングで買ったとしても儲けが出ていたということである。

 

mymedia.hatenablog.jp

 

ここまでで米国株の将来性について説明出来た思うが、未来もそうなるとは限らないだろうと考える方もいると思う。それについても説明をしていこう。

 

アメリカ経済の見通しは明るい

  1. アメリカは移民国家であり、高齢化が進む先進各国の中では珍しく人口が今もなお増えつづけている国である。一般的にGDPの成長は人口の増加と比例する。
  2. 基軸通貨の国であり、政治・経済の安定と強大な軍事力を持っている。
  3. 世界の企業の時価総額ランキングを独占し、今も高い成長率を維持している。

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    世界の企業時価総額ランキング
  4. 一般的に科学技術が進歩すれば産業の効率化は進みより少ない労力でも高い生産性を確保できるようになる。

    戦後の科学技術の目覚ましい発展を考えれば今後人類の科学技術の水準が後退するというビジョンは見えてこない。

 

アメリカは金融資産における株式の割合が高い

 

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アメリカ人は家計金融資産の半分近くを投資に回しており、株価の下落は家計へ直接響くことになる。

すなわち、日本と比べると大統領の支持率が株価と結びつきやすく、アメリカ政府にとって株価の維持は重要な政策になっている。

 

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トランプ大統領がしきりにFRBへ利下げを要求したり、先日の株価に関する投稿からもその重要性が伺えるだろう。

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 「私以外の人物が引き継げば、これまでに見たことがない市場の暴落があるだろう」とトランプ大統領がツイート

 

以上のことから、今後もアメリカ経済は成長を続け株価も上昇していくと考えられる。

 

この投資で気をつけるべきポイントは2つある。

  1. 評価額が下がっても一時的なものなので、株価が下落している時は絶対に売らないこと。あくまでも全米株は長期投資であると考えよう。10年周期で株価の暴落は起きており短期で見れば下がることは当然あるので慌てないようにしよう。ロスカット(損切り)は短期投資等で株価の先行きが見えない場合に行うものであり、後々に株価が戻ると分かっているものに対し行うのはただ資産を減らすだけの愚かな行為である。
  2. 当面の生活に困らない資金は必ず残すこと。この投資はローリスク・ローリターンに該当するものなので元の金額がある程度大きくないと投資効果が実感しにくい。だからといって全財産を投資に回すということは絶対にやめよう。この投資で一番危険なのは株価が下落したタイミングで生活資金が必要になり現金化をせざる得ない状況に陥ることだ。そうならないためにも手元に必要な分のお金は残しておこう。さらにいうと資金に余裕を持たせておけば、暴落した時に買い増すことが出来る。ナンピン買いは一般的に悪手とされるが、この投資に限っては有効である。

 

念の為、最後に言っておくが、投資は自身の責任でしっかり勉強してから始めること。

ロクに勉強をせずギャンブル感覚で始めた人間の多くが損をしているということを忘れないようにしよう。

 

今後定期的に投資の途中経過をこのブログで発表していく予定なので、よかったら見てね☆(ゝω・)v